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住み継がれる家造り


工事報告REPORT

  E邸(長生村)
  木造2階建て(31.5坪)
  設計:巨A木設計事務所

  大正時代に建てられた旧宅が快適性をもって蘇る
  柱・梁・縁甲板・建具(襖、障子)・照明器具等を再利用したリサイクル住宅
  (日経アーキテクチュアに掲載)

完成(内観)

2層吹抜けの居間
障子や襖の8割を再利用

旧宅の障子が2段にはめられた旅籠のような居間で年代物のスピーカーを聞くのが楽しみと Eさん
旧宅

解体前の旧宅玄関
旧宅

時代を感じさせるガラス障子
旧宅

照明器具の一部
完成(内観)

玄関はほぼ旧宅のまま再現された
完成(内観)

家具も旧宅で使っていたものを再利用
円形の座卓は水車の歯車を再利用したもの
完成(外観)

開放的な外観
屋根は集熱式のソーラーシステム
ベランダに太陽光発電のパネルを取り付けファンを回す電源を確保している
解体直前だった東京の旧宅から部材を運び出し、千葉の新しい家に再利用した。築約70年の和風住宅は幼い頃に施主が住んでいた両親の家で2日がかりでマツ梁、ヒノキの柱、造作材、棚板、ヒノキの縁甲板などを取り外した。
運んだ造作材と柱・梁はそれぞれトラック2台分あった。これらの古材を初めて主体構造材に利用した。
      (日経アーキテクチュアより)