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住み継がれる家造り


工事報告REPORT

  妙楽寺 仁王門(茂原市)
  
  江戸期(創建時不明)に建てられたものと推測され、明治31年に改修、昭和6年に桁の差し替え等の改修(棟札により確認)
  至るものと思われる
  今回計画された工事は屋根の重み、桁・垂木等の腐食により屋根が下がり屋根のつぶれる恐れがあったために改修工事を計画
  施工となったものである

着工前
着工前

調査
工事着工前に小屋組みを調査、棟札を発見
昭和6年5月着工
裏側紅梁 二丁差替
大桁 四丁差替 屋直組替
棟梁 豊栄村千田 鈴木初太郎
と読み取ることが出来た(このとき同時に本堂の床張替も行われたとの記述あり)
着工前

あ形象
 
着工前

うん形象
 
工事状況

仁王様修理
門の改修に合わせ損傷の激しい仁王様も修理
化粧直しをし後世に残すための解体作業
 
工事状況

仁王様修理
部品ごとに分解され引越しです
 
工事状況

屋根工事
トタンが剥され、その下の萱下ろし作業です
工事状況

屋根工事
萱下ろし後、桁の上からより古い棟札が見つかり
明治31年6月
茂原町長谷村千田
大工 中村文五郎
と読み取ることが出来、創建後2度以上の改修工事がなされたことが判明した
工事状況

木工事
古い屋根、小屋組みは全て解体され
工事状況

木工事
新たな小屋組みが始まりました
工事状況

木工事
新しい屋根の下地、小屋組み、軒先が垂れるのを防ぐため松丸太で補強
工事状況

新しく組まれた屋根、小屋組みの全景が見えてきました
工事状況

屋根工事
屋根瓦工事状況です
工事状況

塗装工事
木部の化粧直しを終え、あとは仁王様の帰りを待つばかりです
工事状況

化粧直しの済んだ仁王様が帰ってきました
工事状況

仏師の手により慎重に復元された眼光鋭い あ形象
うん形象と共にお寺を守ります
 
完成

あ・うん形象も納まり完成です
完成
完成
完成